石井希尚「この人と結婚していいの?」
令和も3年目になるこの時代になっても、私の将来の夢は相変わらず「お嫁さん」である。
専業主婦の母にですらも『今時寿退社って、、そんな事より積立NISAを始めた方が賢明』と言われる始末だが、私の「結婚」に対する憧れは年々増している。
タイトルに惹かれて買ったこの本は、読後私の人生のバイブルとして追加された。
彼からは、なんでそんな怖い本を読んでるの?と言われたこのタイトルは決して脅し文句ではない。結婚は墓場、結婚する前までがピークという世間の言葉に負けずに、何十年経っても変わらない愛に溢れた結婚生活を送るためのアドバイスが、実際に牧師としてカウンセラーを行なっている作者が実体験や相談者からの例を交えて書かれている。
基本的に男性目線なので彼女が読むと、『あー!あるある!私達だけじゃなかったんだ!』彼氏が読むと、『おー!あれはそういう事だったんだ!でも改めて考えると少し面倒くさい』という具合でしょうか。
全ての悩めるカップルへの処方箋、とは、あくまでも『成熟した大人』向けではあると思う。性・家族・お金の問題についても書かれていますが、浮気性、暴力、浪費癖とかで悩んでる人には全く当てはまりませんのでご注意です。お互いが愛し合い、支え合い、寄り添い合っているという自負がある人にとっては時として処方箋として役に立つはずです。
今、目の前にいる愛している人の事をいつかは世界で1番大嫌いになる前に!可能性の芽は早いうちにつんでおこう。